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[東京 8日 ロイター] - 東芝が8日発表した2018年4─6月期連結決算(米国会計基準)は純利益が前年比20.2倍の1兆0167億円となった。メモリー事業の売却が利益を押し上げ、四半期として過去最高を更新した。ただ、本業の儲けを示す営業利益は急減しており、メモリー事業に代わる柱の育成が急務となっている。
メモリー事業の売却益は9655億円だった。
売上高は前年比7.3%減の8422億円だった。ランディス・ギアの連結除外や火力・水力事業の減収が響いた。
営業利益は前年比94.5%減の7億円に急減した。火力・水力事業の赤字転落に加え、半導体やハードディスクドライブ(HDD)などの悪化が足を引っ張った。
通期予想は据え置いた。営業利益は前年比9.3%増の700億円、最終利益は同33.1%増の1兆0700億円を見込んでいる。
会見した平田政善・最高財務責任者(CFO)は「年度後半にかけて官公庁を中心に売り上げが増加してくるほか、固定費の縮減効果なども表れてくるので、営業利益700億円は据え置いた」と説明した。
同社は現在、5カ年の経営計画「東芝Nextプラン」を策定中で、11月中に公表を予定している。 (志田義寧)
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