国土交通省は2日、国認定の船舶整備事業者「協栄マリンテクノロジ」(東京)の福山営業所(広島県福山市)が約16年間にわたり、旅客フェリーや貨物船、タンカーに備え付ける救命いかだなどに必要な整備を省略し、実施したように記録を改竄(かいざん)していたと発表した。国交省は同日、船舶安全法に違反するとして認定の効力を停止した。
改竄期間は平成14年8月から今年6月まで。5年ごとに法律で義務付けられている整備で、乗客や乗員らが緊急避難するための「膨張式救命いかだ」や「降下式乗り込み装置」が正常に動くかどうかといったテストを省略していた。
現時点で救命設備の不具合は報告されていないが、国交省は再整備や交換を指示した。対象はフェリー40隻を含む156隻に備え付けられたいかだ812台、乗り込み装置116台。
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