2018年11月19日月曜日

RIZAP赤字の原因「負ののれん」って何 Q&A

 フィットネスクラブ運営のRIZAP(ライザップ)グループの平成31年3月期連結業績が赤字に転落する要因の一つが、「負ののれん」だ。これまで同社の成長を支えてきた注目のキーワードだが、聞き慣れない人も多いのではないだろうか。負ののれんとは何かQ&A形式でまとめた。

 Q まず「のれん」とは

 A 企業を買収する際に支払った金額と、買収先の純資産(現金や不動産など全ての総資産から負債を差し引いた金額)の差額のこと。ブランド力や技術力など目にみえないものも考慮し、純資産を上回る価格で買うことが一般的だ。

 Q 負ののれんは

 A 通常ののれんとは逆に、買収先の純資産よりも安い価格で買収したときの差額だ。純資産が50億円の企業を40億円で買収した場合は、その差額の10億円が負ののれんとなる。

 Q なぜ、そんなことが起きるのか

 A 買収される企業に何らかの“弱点”があるケースが多い。今後、損害賠償を請求されるリスクを抱えていたり、長年赤字続きで倒産の可能性が高かったりする企業は、純資産を下回る価格で買収されることもある。

続きを読む

Let's block ads! (Why?)

Read Again https://www.sankei.com/economy/news/181119/ecn1811190014-n1.html

0 件のコメント:

コメントを投稿