2018年11月19日月曜日

日産ゴーン会長を金商法違反容疑で東京地検特捜部が逮捕へ-朝日

Photographer: Junko Kimura-Matsumoto/Bloomberg

東京地検特捜部が19日夕、日産自動車のカルロス・ゴーン会長が自らの報酬を過少に申告した疑いがあるとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で同氏を任意同行したことが分かったと朝日新聞などが報じた。事情聴取し、容疑が固まり次第逮捕する方針で、過少申告した金額は億単位に上るとみられるという。

  東京地検の検察広報官、須田しのぶ氏はブルームバーグに対し「個別の事件についてのコメントはできない」と述べた。日産広報は報道を確認中で現時点でコメントできないとしているが、今夜本社(横浜市)で記者会見を行う予定だと話した。

  NHKは日産の会見が今夜9時以降になると報じた。ゴーン氏は6月に開催された日産の株主総会で、前期(2018年3月期)の報酬は前の期比33%減の7億3000万円だったことを明らかにしていた。

  ゴーン氏は1990年代後半に経営危機に陥った日産に出資したルノーから派遣され、大胆な経営改革で業績を急回復させた。16年には燃費不正問題で経営が悪化した三菱自動車にも日産が出資し傘下に置いた。ゴーン氏は3社の会長を兼務し、3社連合(アライアンス)の会長兼最高経営責任者(CEO)も務めている。ルノーは日産の株式の43%、日産はルノー株の15%を保有している。

  この報道を受け、同氏が会長を務めるフランスの自動車メーカー、ルノーの株価は欧州市場で一時5.2%安に急落した。日産の株価も同市場で一時14%安となっている。

  

  

(会見時間についてのNHKの報道を加えて更新します.)

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Read Again https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-19/PIFM7W6JIJUS01

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