2018年11月19日月曜日

日産社員は複雑「私たちの給料と桁違い。想像つかぬ」

 長年にわたって日産自動車を牽引(けんいん)してきた“カリスマ経営者”のカルロス・ゴーン容疑者(64)に、司直のメスが入った。東京地検特捜部は19日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑でゴーン容疑者らを逮捕。自身の報酬を過少に申告した疑いがあるという。特捜部の家宅捜索が入った横浜市西区の日産本社前には多数の報道陣が詰めかけ、社員ら関係者は衝撃のあまり言葉を失った。

 ゴーン容疑者の報酬過少申告疑惑が報じられた19日夜、日産本社前には、テレビ局の中継車や数十人の報道陣が大挙して押し寄せ、騒然となった。

 退社する社員らは報道陣からの問いかけに一様に困惑した表情を見せ、「何も分からないのですみません」と言葉少な。矢継ぎ早の質問にも足を止めることなく、うつむきながら足早に帰宅を急いでいた。

 「昼間は何も社内に変わりはなかったが、まさか、こんな騒ぎになっているとは」。50代の男性社員は、報道陣の人波に思わず絶句した。ゴーン容疑者の疑惑についてもインターネットの速報で知ったといい、「本当に逮捕されるんですか」と信じられない様子だった。30代の男性社員は「まだ事実関係を何も知らされていない」とぶぜんとした表情で立ち去った。

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