3日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比157円45銭(0.77%)高の2万0558円23銭で前場を終えた。取引時間中としては2015年8月19日以来、約2年1カ月ぶりに2万0500円を上回った。米景気拡大への期待感が高まり、主力株に海外投資家の買いが集まった。外国為替市場で円相場が1ドル=113円台に下落したのも支援材料。国内機関投資家の利益確定売りで伸び悩む場面があったが、下値は堅かった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇した。
米サプライマネジメント協会(ISM)が2日発表した9月の製造業景況感指数が60.8と13年4カ月ぶりの水準に上昇した。ISM指数は日米の株価指数に先行することで知られ、海外投資家の先高期待が高まった。
民進党の枝野幸男代表代行は2日午後、希望の党に合流しない民進のリベラル系前議員を集めた立憲民主党を立ち上げると表明した。野党勢力の一本化に失敗したことから与党の対抗勢力が割れ、自民党が選挙戦で有利になるとの期待感も投資家心理の改善につながった。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆665億円、売買高は7億1407万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1099、値下がりは818、変わらずは113銘柄だった。
米投資ファンドによるTOB(株式公開買い付け)が明らかとなったアサツーDKは大幅高。三井不や住友不の上昇が目立ち、業種別TOPIXで不動産業は上昇率で首位だった。日電産とキーエンスは年初来高値を更新した。一方、国際石開帝石とJXTGは下落した。資生堂や小野薬、花王は売られた。
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