バス1台提供申し出に「断っていた」ことに
新潟県三条市のJR信越線で、積雪のため乗客約430人乗りの電車が約15時間半立ち往生した問題で、JR東日本は19日、三条市から乗客救出用にマイクロバス1台を提供する申し出があったにもかかわらず断っていたと発表した。「全員乗せることができない」との理由といい、今井政人・JR東日本新潟支社長は「判断は誤りだった」と陳謝した。
今井支社長らが新潟市内で記者会見した。申し出を提案ではなく情報提供の一つとして受け止めたと説明し、「関係機関との連携不足。自前でやろうとしすぎた」と述べた。
三条市などによると、マイクロバスは市消防本部所有の二十数人乗り。乗客が立ったまま救助を待っている様子を目の当たりにした消防隊員が発案し、立ち往生から約7時間半後の12日午前2時半ごろ県を通じて同支社に打診した。しかし、同支社は即座に申し出を辞退したという。
JR東は19日、再発防止策を発表。立ち往生が長時間に及びそうな場合、タクシーを使っての救出を検討するほか、積雪状況を正確に把握するため現場周辺に監視カメラを5台増設するなどとした。【後藤結有、井口彩】
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