4年ぶりに関東地方を襲った大雪の影響で
ホームへの入場制限のため混雑する京急線の品川駅の改札(22日午後5時19分)=米山要撮影
4年ぶりに関東地方を襲った大雪の影響で、首都圏の交通網は乱れ、都心のターミナル駅などでは混乱が続いた。
雪によるスリップ事故も多発し、各地で通行止めが発生。入試にも影響が及んだ。23日には雪はやむ見通しだが、寒さは続き、気象庁は、道路凍結による転倒などへの注意を呼びかけている。
入場制限
首都圏では、JR在来線や私鉄の運休が相次ぎ、ターミナル駅などに乗客が殺到し、渋谷、品川、蒲田など各駅で入場制限された。
東急線の渋谷駅では午後4時頃から入場制限がかかり、改札には帰宅を急ぐ人たちがあふれかえった。
都内のフィットネスクラブに勤務する山本綾音さん(24)(川崎市)は、上司から帰宅を急ぐよう指示され、約2時間半早めに仕事を切り上げた。「バスやタクシーも並ぶことになるだろうし、どうしたらいいか分からない」と途方に暮れていた。
新交通システム「ゆりかもめ」は22日午後5時35分頃、有明―国際展示場正門駅間で積雪のため一時立ち往生した。約1時間かけて乗客100人を駅まで誘導した。
一方、ホテルには帰宅を諦めた人たちから予約が殺到した。
銀座一丁目駅近くのビジネスホテル「ホテルサンルート銀座」(東京都中央区)では、22日朝から問い合わせが相次ぎ、正午までに全164室が満室になった。
従業員の山口竜司さん(33)は「21日夜は雪を心配し、キャンセルもあったがあっという間に空室がなくなった」と話した。
0 件のコメント:
コメントを投稿