2018年5月30日水曜日

〔マーケットアイ〕外為:ユーロ/円、きょうの安値から1円以上の上げ

[東京 30日 ロイター] -

<17:35> ユーロ/円、きょうの安値から1円以上の上げ

ユーロは126.00円付近。午前11時半頃に付けたきょうの安値124.98円から、午後5時過ぎにかけて126.35円まで上昇した。前日の売られ過ぎの反動で買い戻されたという。

ただ、イタリアの政局の先行きは引き続き不透明で、ユーロも神経質な値動きが続きそうだ。大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と右派の「同盟」は、経済相候補を差し替えて再び連立政権の樹立を目指しているという。

<15:54> 欧州時間序盤はユーロ買い、イタリア国債に買い戻し

午後3時前付近からユーロ買いが強まっている。ユーロ/ドルは1.1580ドル付近、ユーロ/円は126.01円付近まで上昇し、それぞれきょうの高値を付けた。イタリア国債の買い戻しに歩調を合わせる形でユーロも上昇しているという。

イタリアの金利低下の半面、米金利は上昇。ドル/円は一時108.88円まで強含み、きょうの高値を付けた。

<14:39> ドル108円半ば、イタリア政局の次の材料待ち

ドルは108.57円付近。

イタリアの政局混迷に関してリスク回避ムードが漂うものの、次の材料が出てくるまでは動きようがないとの声が出ている。米中通商問題や米朝首脳会談など米国絡みの話題も今のところ成り行きを見守る状況のため、午後のドルは108.50─70円台の狭いレンジで小動きとなっている。

<12:13> 正午のドルは108円後半、米長期金利の反発が下支え

正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル安/円高の108.59/61円。

日経平均は前営業日比約400円安で午前の取引を終え、株安がドルの上値を抑えた一方で、米長期金利が反発したため、下値リスクも限定された。

正午時点の米10年国債利回りは2.8206/8188%の気配。前日の海外市場では一時2.7590%まで低下した。

ユーロは対円で一時124.98円まで、対ドルで1.1519ドルまで下落したが、いずれも前日に付けた11カ月ぶりの安値を更新するには至らなかった。

市場では、イタリアやスペインの政権の混乱を受けて、米長期金利が大幅に低下したことから、「年後半の米利上げペースに自信が持てなくなってきた」(証券会社)との声も聞かれる。

市場の関心がイタリア政局の混迷に向かう中、米朝首脳会談に関連する報道が伝わったが、特段の反応はみられなかった。

米ホワイトハウスの報道官によると、米国は6月12日の米朝首脳会談に向けて準備をしているという。

<10:53> ユーロ1.15ドル前半、短期的にはユーロ・ショートに傾いた可能性

  ユーロは1.1538ドル付近。

ユーロはイタリア政局の混迷を背景に、前日一時1.1510ドルと昨年7月以来の安値をつけた。

ユーロ/円は125.37円付近。前日一時124.62円まで下落し11カ月ぶりの安値をつけた。きょうこれまでの安値は125円ちょうど。

前日からのユーロ下落の直接的な原因は、イタリア国債利回りの急上昇。

イタリア2年債利回りは150ベーシスポイント(bp)以上上昇し、2.73%をつけた。1日の上昇幅としては1992年以来の大きさとなった。

イタリアのスプレッドの急拡大について「イタリア国内外のリアルマネーを含む多くの投資家がイタリア国債を投げさせられた」(投資家)との指摘が出ていた。

外為市場では、ファンド勢などの投機筋を中心にユーロ売りが広がり、ユーロ/ドルのみならず、ユーロ/スイスやユーロ/円でもユーロ売りが進んだ。

こうしたユーロ急落を経て、現時点のユーロの需給バランスは、短期的にユーロ・ショートに傾いている可能性が指摘されており、ユーロ反発の余地があるとみられる。

他方、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、IMMでのユーロの買い越しは、5月22日時点で10万9744枚と、12月末以来の低水準となったが、依然として相当規模のユーロ・ロングとなっている。

ただ、IMMの建て玉は、投機的取引全体のごく一部しか反映していないとの指摘もある。

<09:30> ドル108円半ば、株安と米長期金利反発の綱引き

ドルは108.47円付近で不安定な値動き。

イタリア発のリスク回避が広がるなか、日経平均が一時、前営業日比で約400円安になったことを嫌気する一方で、米長期金利の小幅な反発に下値を支えられている。

米10年国債利回りは、早朝一時2.7630%と前日の安値2.7590%に迫ったが、その後は若干反発し、現在は2.7936/7917%の気配まで反発している。

市場では、米国株の下落や米長期金利の大幅な低下により、「年後半の米利上げペースに暗雲が漂っている」(国内銀)との意見も出ている。

<08:46> ドル108円前半、米長期金利は依然7週間ぶり低水準

ドル/円は108.40円付近。株安やクロス円の続落への警戒感から一時108.36円まで下落し、神経質な値動きとなっている。

ユーロ/円は125.08円付近。前日一時124.62円まで下落し11カ月ぶりの安値をつけた。

米10年国債利回りは2.7899/2.7881%の気配で7週間ぶりの低水準。海外市場では一時2.7590%まで低下した。

  今回のユーロ安や円高は、イタリアの政局を巡る不透明感の高まりが背景だが、米財務省の高官は29日、記者団に対し、同省はイタリアと他のユーロ圏加盟国にとって、ユーロ圏の構造を大きく変更せずに課題の解決を図ることが良いと考えていることを明らかにした。

同高官は、米財務省は混迷するイタリアの政局を注視しているが、イタリアや海外の市場におけるボラティリティーのシステミックな影響は見られないと指摘。

今週開かれる主要7カ国(G7)財務相・中銀総裁会議では、イタリアの政局と市場の混乱が主要な議題になるとも述べた。

<08:30> ドル108円前半に下落、株安とクロス円の続落を警戒

ドルは108.37円付近で軟調。早朝の高値は108.78円だった。

前日、イタリア政権を巡る不透明感から、イタリア市場が動揺したことを背景に、ユーロ/ドルやユーロ/円が急落したため、この日も、ユーロ/円や他のクロス円で、リスク回避的な円買いが広がることに警戒感が強まっている。

また、前日の主要市場での株安を受けて、きょうも株価が続落するとの懸念も広がっている。

ユーロ/円は現在125円付近と、ニューヨーク市場午後5時時点の125.49/53円から下落している。

ユーロ/ドルは1.1534ドル付近で、ニューヨーク市場午後5時時点の1.1538/42ドルとほぼ変わらず。

<07:43> ドル108.10─109.10円の見通し、急落後のユーロ/円の値動きを注視

ドル/円は108.60円付近、ユーロ/ドルは1.1549ドル付近、ユーロ/円は125.36円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が108.10―109.10円、ユーロ/ドルが1.1470─1.1600ドル、ユーロ/円が124.70―126.00円とみられている。

きょうは、月末の五・十日にあたるため、仲値公示までは輸入企業のドル買いが強まる可能性があるが、前日の流れを引き継いで、株安やユーロ/円の下落が続けば、ドル/円も前日の安値108.12円を試す余地が出てくる。

前日の海外市場では、イタリア政局混迷から、ユーロが1.1510ドルと10カ月ぶりの安値を更新したほか、米10年国債利回りが一時2.7590%と7週間ぶりの低水準をつけた。ユーロ/円も11カ月ぶり安値124.62円まで急落した。

「ユーロが1.15ドルを割り込めば、さらにロングの投げを誘発しそうだ。きょうはイタリアやスペインの政治リスクを背景に、クロス円での円買いの勢いが続くのか、いったん落ち着くのかを見極めたい」(外為アナリスト)という。

イタリアでは暫定首相に指名されたカルロ・コッタレッリ氏が組閣に向け主要政党の支持を取り付けられず、7月29日にも再選挙が実施される可能性が浮上している。

米国株式市場では主要株価3指数がそろって下落した。混迷を深めるイタリアの政局がユーロ圏の安定を脅かすとの懸念が強まる中、ダウ工業株30種とS&P総合500種は1日としては約1カ月ぶりの下落率を記録した。

米財務省当局者は、イタリア市場の動揺はシステミックな影響はないとの見方を明らかにした。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

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