2018年5月26日土曜日

幼い兄弟死傷、特急と接触か

 石川県小松市のJR北陸線粟津駅付近の線路で25日夕、倒れているのが見つかった男児2人は、近くの同市松生町に住む市立符津小学校2年、山本晃さん(7)と、弟で「粟津こども園」園児の悠太ちゃん(5)と確認された。悠太ちゃんは脳挫傷で死亡が確認され、晃さんは頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などで意識不明の重体。県警小松署は2人が特急と接触したとみて、線路内に入った経緯を調べている。

 同署やJR西日本金沢支社によると、25日午後6時5分ごろ粟津駅を通過した大阪発金沢行き特急「サンダーバード29号」の先頭車両のドライブレコーダーに、線路脇にしゃがみ込む2人が映り、最後尾車両の映像では倒れていた。また、先頭車両の側面と底部には血痕のようなものも付着していた。

 その約40分後に同駅を出発しようとした普通電車の運転士が、倒れている2人を発見した。【岩壁峻、石川将来】

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