2012年の全面改良後では、最も大きな改良となった。内外装のデザインを部分的に変更したのをはじめ、次世代車両構造技術である「SKYACTIV-ビークルアーキテクチャー」を一部採用し、操縦安定性や乗り心地、静粛性などで質感を更に高めたとしている。セダンとワゴンがあり、価格は282万円台から419万円台まで。
エンジンは2.2リットルディーゼルと2.0リットルおよび2.5リットルガソリンの3タイプ。いずれも出力など基本性能を改良した最新のタイプに切り替えた。2.5リットルのガソリンには気筒休止技術を導入するなど、全てのエンジンで実用燃費も高めている。
足回りを中止とする「SKYACTIV-ビークルアーキテクチャー」ではサスペンション部品やタイヤの見直しに加え、電動パワーステアリングの制御最適化も図り、ドライバー操作への応答性などを高めた。また、車体部品への吸音材や制振材の追加によって静粛性を高め、前後席間でもストレスのない会話ができるよう留意して改良したという。
安全および運転支援技術では、車両の全周囲を監視する「360度ビューモニター」や、歩行者に対する自動ブレーキが夜間でも作動する機能などを加えた。従来、作動範囲が時速30km~100kmだったクルーズコントロールは、全車速対応での自動停止・発進制御とし、渋滞時の負担軽減も図った。販売計画のうちディーゼル車は全体の6割、またセダンとワゴンの比率は半々と想定している。
都内で開いた発表会で小飼雅道社長は「開発ではまずセダンで最高のパフォーマンスを実現し、クロスオーバーSUVなどに展開していくので、セダンは非常に重要。アテンザは昨年度約120か国で15万台以上を販売した。このクラスのセダンは世界で根強い需要があり、経営上も大切」と、今回の大幅改良の狙いを述べた。また、月500台とした国内販売計画については「昨年度の販売実績が400台前後だったので積極的な計画だ。販売会社もこの新モデルに期待している」と、語った。
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