米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)は25日、加熱式たばこ「アイコス」の機器の販売価格を6月から3000円引き下げると発表した。価格は現在の1万980円から7980円(税込み)になる。加熱式で先行するPMIだが、より買いやすい価格に設定して喫煙者の取り込みを狙う。
加熱式は紙巻きたばこと異なり、機器で専用たばこを熱して出た蒸気を楽しむ。葉タバコを使う専用たばこの価格を変えるには財務省の認可が必要となるが、機器に関してはその手続きが不要だ。「アイコスの愛用者が500万人を突破したことを記念して価格を下げた」(PMI日本法人のシェリー・ゴー社長)とするが、背景には競争環境の激化もあるとみられる。
2017年10月に英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は「グロー」の全国展開を開始。「プルーム・テック」を販売する日本たばこ産業(JT)も6月上旬の全国発売を決めたほか、専用ケースを別売りとすることで機器の価格を従来より1000円安い3000円に下げることを打ち出している。
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