ファミリーマートは5月25日、東京都杉並区にコインランドリーを併設した店舗「ファミリーマート杉並永福四丁目店」をオープンした。
ファミリーマートとコインランドリーサービスを融合させた、次世代のコインランドリー「Famima Laundry(ファミマランドリー)」を併設した2号店。
敷地面積約1090m2、ファミリーマート売場面積約159m2、ファミマランドリー面積約38m2。ファミマランドリーは、2018年度に50店、2019年度に300店体制を目指す。
ファミマランドリーは3月31日、千葉県市原市に1号店を既存の「ファミリーマート市原辰巳台西二丁目店」の駐車場を改装し、独立した併設店舗として出店した。
1号店は、近隣の主婦や高齢者を中心に好評のため、よりシナジー効果を高めるため、杉並永福四丁目店では、ファミリーマート店舗とコインランドリーコーナーを自由に行き来することができる、初の一体型タイプで出店した。
新規事業開発本部の朝雄健一郎新規アライアンス事業部長は、「1号店は、想定通りの売上となっており、コインランドリーの売上は1日あたり2万円から2万5000円程度で推移している。既存のファミリーマートでは、客数が1日あたり40人程度増えている」と語る。
ファミマランドリーは、共働き世帯や単身世帯の増加など社会構造の変化を背景に、高まる家事への負担軽減に向けて、「日々のお洗濯をもっとラクに、もっと楽しく、もっと本格的に」をコンセプトとして、ファミリーマートが事業主体となり展開している。
20代から40代の共働き世帯、主婦をメインターゲットに、家庭用洗濯機では洗いにくい、毛布、カーペット、カーテン、ダウンジャケットなどの洗濯サービスを提供する。
コインランドリーの設備は大型の設備のため、家庭で洗濯できる洗濯物が大量にたまっても1回の洗濯で済むメリットもあるという。
加盟店支援の一環として、ファミマランドリーを位置付けており、コンビニにコインランドリーの機能を付加することで来店動機を作る。
今回は、2013年にオープンしたフランチャイズ店舗の隣接地も借りることができたため、既存店舗を生かしてコインランドリーとイートインスペース12席を増築した。
これまで、イートインスペースはなかったが、新たにインスペースを設けたことで、コインランドリーの洗濯が終わるまでの時間を、イートインスペースで待つこともできる。
朝雄事業部長は、「1号店では、コインランドリーの洗濯が終了するまで、イートインスペースで待つお客がいたため、今回は、一体型タイプで出店した。ファミマカフェやファストフードの売上が伸びている。具体的な客単価への貢献は図りにくいが、着実に既存店舗の客数が増加している」と語る。
ファミマランドリー平日よりも週末の利用が多い。一般的にコンビニは、雨が降ると客数が落ちるが、1号店では雨が降ると逆に客数が1.5倍に伸びているという。
コインランドリーの利用客は、洗濯物を持って車で来店することも多いため、店舗には、コインランドリー優先の駐車場スペースも設置した。
旧店舗の駐車場は8台だったが、駐車場も18台に増設した。
想定する商圏内には、3件のコインランドリーがあるが、いずれも駐車場がないため、駐車場は大きな差別化ポイントとなるとみている。
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