[東京 23日 ロイター] -
<17:05> ドル109.79円まで下落、欧州株軒並み安で円全面高
ドルは109.79円まで下げ幅を拡大。15日以来1週間ぶり安値をつけた。朝方の欧州株式市場では主要指数が独仏伊とも1%超下落。円が全面高となり、ユーロも128円半ばまで一段安となった。
トルコリラも対ドル、対円とも大幅続落で最安値を更新している。
<16:50> ユーロ128円後半へ下落、独仏指標が相次ぎ下振れ
夕方の取引でユーロが下落。対ドルで1.1701ドルまで60ポイント、対円で128円後半まで1円弱売られた。5月の総合PMIが仏独ともに予想を下回った。ユーロはポンドや豪ドルなどに対しても軒並み安。独国債市場では10年金利が5週ぶり水準へ低下している。
対ユーロでの円買いが波及する形で、ドル/円も下落。日中安値を下回り110.07円をつけた。独仏株は1%前後の下げとなっている。
<13:50> トルコリラ急落、個人が損切りか 逆張りが裏目
きょうの話題はトルコリラ。午前7時8分から突然下げ始め、同14分までの6分間で23円後半から前半へ1円弱急落した。対ドルでも同じ時間帯に4.6リラ後半から4.8リラ半ばまで一気に売られた。
市場では、海外市場の参加者が少なくなった日本時間早朝の急落は、日本の個人投資家が設定していた損失確定のリラ売り/円買い注文が発動されたためではないかとの指摘が出ている。
リラは前日海外市場でも軟調展開が継続。対ドル、対円ともに過去最安値を更新していた。
外為どっとコムによると、同社顧客のトルコリラ買い持ちは、急落前の22日海外市場終了時点で16万枚強。昨年11月以来半年ぶりの低水準だが、3月のピーク21万枚強から約2割減少した程度にとどまっており、依然高水準だった。
リラが連日過去最安値を更新し続ける中で、日本の個人投資家が挑んだリラ買い/円売りの逆張り戦略が裏目に出た形だ。
<12:02> 正午のドルは110円半ば、早朝にトルコリラが急落
正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の110.45/47円。
午前7時過ぎにトルコリラが対ドル、対円などで急落したことをきっかけに、ドル/円もつれ安となった。
トルコリラはその後小幅に反発したが、日経平均が午前の取引で下げ幅を拡大したことや、米10年国債利回りが3.05%台に低下したことが、ドル/円の新たな重しとなった。
ただ、110.40円付近には個人の証拠金取引のドル買いオーダーもあるとされ、東京市場の日中には大幅なドル安は回避されるとの見方もでている。
複数の国内金融機関によると、トルコリラ/円は一時22.30/90円の気配値まで下落し、ビッド/オファー両サイドで23円を割り込んだ。
「23円割れをねらった投機筋の売り」(FX会社)がトルコリラ/円の急落のきっかけとなり、その後は損失確定売りを巻き込んで、下げ幅を拡大したという。
トランプ米大統領が22日、中間選挙が行われる11月より前に新たな減税を提案すると発表したとの報道が伝わったが、ドルは反応薄だった。
<11:28> ドル110円半ば、トランプ大統領は中間選挙前に新たな減税提案へ
ドルは110.47円付近で軟調。
トランプ米大統領が22日、中間選挙が行われる11月より前に新たな減税を提案すると発表したとの報道が伝わったが、ドルは反応薄。
早朝急落したトルコリラ/円を筆頭に、英ポンド/円、ユーロ/円、豪ドル/円などクロス円の弱さがドル/円の下値余地を生み出している。
ただ110.40円付近には個人の証拠金取引の買いオーダーもあるとされ、大幅なドルの下落は東京時間には回避される見込みだ。きょうこれまでの安値は110.42円。
米国の新たな減税について市場では「中間選挙対策としての通商政策や外交政策が目立った成果を上げていない中で、米国民が誰も反対しないであろう減税というアメを持ち出してきた。しかし、市場の関心が財政赤字問題に注がれれば、米国資産の買いにはつながらないだろう」(証券会社)との声が出ていた。
<10:46> ドル110円前半まで下落、株安や米長期金利低下で
ドルは110.45円まで下落。
日経平均が下げ幅を拡大していることや、米長期金利が再び3.05%台まで低下していることが背景。
市場では「金利が将来上昇するからドル買いが正解という考え方は後退している。今はむしろ日米株価の下落リスクを警戒する参加者が確実に増えているようだ」(運用機関ファンドマネージャー)との声が出ていた。
<09:58> ドル110円後半、米長期金利の上げ渋りで上値重い
ドルは110.86円付近。
朝方の安値110.72円から小反発したものの、米長期金利の上げ渋りで、上値が重い。今夜発表予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(5月1、2日開催分)を受けて、米長期金利が上昇するか否かが注目されている。
米10年国債利回りは現在3.0634/0615%の気配。前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同水準。
早朝の取引では、トルコリラが対ドル、および対円で最安値を更新した。
複数の国内金融機関によると、トルコリラ/円は一時22.30/90円の気配値まで下落し、ビッド/オファー両サイドで23円を割り込んだ。
「23円割れをねらった投機筋の売り」(FX会社)がトルコリラ/円の急落の背景要因だという。
<08:22> トルコリラが過去最安値を更新、対円では一時23円ちょうどに迫る
早朝の取引で、トルコリラが過去最安値を更新した。 午前7時15分頃、トルコリラは対ドルで4.8450リラまで下落し、過去最安値を更新した。
一方、ロイターが算出したトルコリラ/円は、ほぼ同時刻に23.0787円まで下落し、対円でも過去最安値を更新した。
早朝のトルコリラ安について、「トルコリラ/円で、証拠金取引の売りが入った可能性がある」(国内金融機関)との見方が出ていた。
トルコリラでの円高の影響で、ドル/円も110.77円まで軟化し、現在も110.85円と上値が重い状況。
トルコリラに関連するニュースでは、トルコのエルドアン大統領が金融政策への影響力を強める構えを示したことについて、格付け会社が22日、警戒感を示した。
これを受け、22日の外為市場ではトルコリラの売りが加速し、1ドル=4.6746リラを付けた。
格付け会社フィッチ・レーティングスは「トルコの金融政策は以前から政治の制約を受けてきた。しかし中銀の独立性を低下させようとするあからさまな脅威は、政策決定環境と政策の有効性に対するリスクを増大させる」と指摘した。
<07:50> ドル110.30─111.30円の見通し、株価動向を注視
ドル/円は110.80円付近、ユーロ/ドルは1.1782ドル付近、ユーロ/円は130.56円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が110.30―111.30円、ユーロ/ドルが1.1730─1.1830ドル、ユーロ/円が130.10―131.10円とみられている。
早朝の取引では、ドルが110.77円まで下落した。トルコリラ/円の急落による円買いの影響との見方が出ていた。
午前7時15分頃、トルコリラは対ドルで4.8450リラ(訂正)まで下落し、過去最安値を更新した。トルコリラの年初来下落率は20%を超えており、新興国通貨の中でも下げが目立つ。
前日の外為市場では、米国株の下落や米長期金利の低迷、トランプ大統領による米朝首脳会談延期の示唆などを受けて、ドルが下落した。
きょうの外為市場では、引き続き株価動向と米長期金利動向が注目される。
「米国株の2万5000ドル、日経平均の2万3000円の節目を付けてから、両市場とも不安定な値動きになっている。株価が一段安となるようであれば、110円台前半へドルが下落する余地もあるだろう」(外為アナリスト)との見方が出ている。
一方、ユーロは前日一時反発したが、ユーロ買いは続かず、イタリア連立政権への不安感が上値を抑える格好となった。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
通貨オプション
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)
スポットレート(日銀公表)
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