2018年5月30日水曜日

フィルムカメラ販売終了 キヤノン、80年の歴史に幕

 キヤノンは30日、フィルムカメラの販売を終了したと明らかにした。唯一の現行機種だったフィルム一眼レフカメラ「EOS-1v」の出荷を同日付で終了した。2010年に生産は終了しており、在庫分の出荷を続けていた。キヤノンのフィルムカメラは約80年の歴史に幕を閉じる。

 キヤノンは前身会社が1936年に35ミリフィルムカメラ「ハンザキヤノン」を発売してから一貫してフィルムカメラを販売してきた。

 フィルムカメラはデジタルカメラの普及に伴って2000年代から急速に需要が減少し、撤退する企業が相次いだ。キヤノンは老舗企業として最高級機種のみ販売を続けていたが、事業としての意味合いは薄れており、販売を終了することになった。大手メーカーでは、ニコンがフィルム一眼レフカメラ2機種の販売を続けている。

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Read Again https://www.sankei.com/economy/news/180530/ecn1805300040-n1.html

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