地鶏を売りにした居酒屋「塚田農場」などがメニューに虚偽表示をしていたとして、消費者庁は22日、運営会社「エー・ピーカンパニー」(東京都港区)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。全ての鶏料理が地鶏に見える表示になっていたが、一部はブロイラーが使われていたという。
同庁によると、対象は「塚田農場」とフランチャイズ「じとっこ組合」の2ブランドの店舗。2016年9月~17年9月、メニューの冒頭に「地鶏は野生の旨味」と記載し、地鶏の写真などを掲載した。しかし、チキン南蛮は外国産ブロイラーを使い、「つくね」は地鶏が数パーセントしか含まれていなかった。
同社は消費者庁に、チキン南蛮に関して「地鶏を使うと硬くなってしまい向いていないので、柔らかい肉質のブロイラーを使っていた」と説明。チキン南蛮などはメニューに地鶏と書いておらず、地鶏を使った料理とは分けていたという。
同社は「消費者庁より受けた指摘を真摯(しんし)に受け止め、今後、誤解が生じない表記を徹底するよう、再発防止に取り組む」とのコメントを発表した。(2018/05/22-20:05)
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