日立製作所の子会社で化学大手の日立化成は2日、自動車用バッテリーや自動車部品などで新たな検査不正があったと発表した。6月に公表した産業用の鉛蓄電池と10月に公表した半導体素材を含め、不正が見つかったのは計30製品に上る。対象製品の出荷先は延べ約2400社と、鉛蓄電池の約500社から大幅に拡大した。
不正は国内7事業所すべてで行われ、10年以上前から続いていたケースもあった。海外の事業所については調査中で、出荷先もさらに増える可能性がある。
日立化成によると、顧客と契約で定めた検査を怠ったり、異なる方法で行っていたりしたほか、顧客が求める品質基準に合うように数値を改ざんしていたケースもあった。東京都内で2日に記者会見した丸山寿社長は、「幅広い製品で不適切な行為があった。深くおわびする」と述べた。自身の経営責任については「あらゆる選択肢を排除せずに検討したい」と話した。
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