SUBARU(スバル)は1日、エンジン部品に不具合があるとして、国内外で計41万台のリコール(回収・無償修理)を行うと発表した。国内分は「インプレッサ」など4車種の約10万台で、国土交通省に同日届け出た。昨秋以降に発覚した無資格検査など一連の不正とは無関係だが、相次ぐ品質問題は同社の経営に打撃となりそうだ。
スバルによると、エンジンの中で空気を圧縮・排気するバルブを動かすばねに不具合があり、エンジンが止まったり、異音が出たりする恐れがある。国内のリコール対象車は他に「フォレスター」「BRZ」と、トヨタ自動車から受託生産した「86(ハチロク)」。製造時期は2012年1月~13年9月となる。
今回のリコールではエンジンを取り外して部品を交換するため、作業に1台当たり2日程度を要し、コストも膨らむ。スバルは10月、18年9月中間期の連結営業利益が610億円と、従来予想より490億円減少する見込みだと発表していた。リコールが主要因だが、詳細な費用は明らかにしていない。(2018/11/01-18:55)
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