[東京 4日 ロイター] -
<09:00> ドル109円後半でもみ合い、北の核実験に対する米国の出方に注目
ドルは109.77円付近。早朝109.22円まで下落したが、その後は持ち直し、109.89円まで上昇した。
市場では、北朝鮮の核実験に、トランプ米政権がどのような対応を示すのか注目されている。トランプ政権は「レッドライン」を越えた場合、軍事行動を辞さない構えをみせており、核実験でそのラインを越えたのか見極めが必要だという。
ホワイトハウスは3日、トランプ大統領と安倍首相が電話会談し、北朝鮮による「地域を不安定化させる継続的な挑発的行動」を非難したと発表。トランプ大統領はまた、米国が「あらゆる外交手段や通常戦力および核能力を使って」米国と同盟国を防衛するというコミットメントをあらためて確認した。
トランプ政権は強気な姿勢は崩していないが、「軍事行動にまで踏み切らない場合は、市場は、一過性のリスクとしてとらえる可能性が高い」(外資系証券)という。
<07:22> きょうのドルは109.20―110.20円、米雇用統計・北の核実験を消化 ドルは109.88円付近、ユーロは1.1879ドル付近、ユーロ/円は130.39円付近。
きょうの予想レンジはドルが109.20―110.20円、ユーロが1.1830―1.1930ドル、ユーロ/円が129.80―130.80円。
東京時間のドルは109円半ばから後半でもみ合いそうだという。3日の北朝鮮の核実験を受け、早朝に109.22円まで下落したが、その後は、109円後半へ持ち直している。国内勢が値ごろ感から買いを入れているとみられるが、「地合いがかなり悪いので110円台では上値が重くなりそうだ」(外為アナリスト)との声が出ていた。
北朝鮮の核実験は、29日の弾道ミサイル発射から短期間で実施されている。市場はやや落ち着いているが、9月9日の建国記念日に再び挑発的な行動をされれば北朝鮮情勢への警戒感が高まりそうだ。
きょうは米国、カナダはレーバーデーで休場。
1日に発表された8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが15万6000人と、ロイターがまとめた市場予想(18万人)を下回ったほか、時間当たり賃金は前月比0.1%増となり、伸びは前月の0.3%増から鈍化した。
米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安としているコア個人消費支出(PCE)物価指数も低い伸びだったこともあり、米国のファンダメンタルズについては疑念が生じている。
<06:40> ドル一時109円前半、北朝鮮の核実験で短期筋の円買い
ドルは109.68円付近。3日に北朝鮮が核実験を実施したことを受け、早朝の取引で一時109.22円まで下落した。「核実験は「レッドライン」(越えてはならない一線)との観測があった。市場が薄い中、短期筋を中心に仕掛け的なドル売り/円買いが出た」(外為アナリスト)との指摘があった。
108円台ではドル買い需要も相応にみられるといい、国内勢が本格的に参入したところで買いが強まるか注目される。
安倍晋三首相は3日深夜、米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領と相次いで電話会談した。プーチン大統領とは、北朝鮮の核実験は深刻な脅威であるとの認識で一致し、トランプ大統領ともこれまでにない強い圧力を北朝鮮にかける必要があるとの認識で一致したという。
全スポットレート(ロイターデータ)
アジアスポットレート(同)
欧州スポットレート(同)
通貨オプション
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スポットレート(日銀公表)
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