[3日 ロイター] - 米インターネット検索大手ヤフーは3日、2013年のサイバー攻撃で全ユーザー30億人のデータが流出したとの調査結果を発表した。
同社は昨年12月、2013年8月に10億人超のユーザーに関するデータが盗まれたと発表していたが、今回の調査結果では3倍に膨らみ、過去最大規模になったとみられる。
ヤフーは3日、「最近入手した新たな情報」により、すべてのユーザーアカウントがハッキングの影響を受けていたことが分かったと説明。ただ、流出したデータにはパスワードやクレジットカード、銀行口座などの情報は含まれず、ユーザーアカウントには、全くあるいはほとんど使われていないものも多いと明らかにした。
新たに被害が発覚したユーザーには電子メールで知らせているという。
米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ.N)は昨年7月にヤフーの中核事業を買収することで合意したが、その後、ヤフーで顧客情報の流出問題が相次いで発覚。買収条件を見直し、当初合意額から3億5000万ドル安い44億8000万ドルで買収を完了していた。
*内容を追加しました。
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