2017年10月4日付
●日産納車手続き再開、無資格検査「いつから」焦点 (読売・13面)
●トヨタ、豪生産撤退、豪ドル高受け(読売・13面)
●日産工場、大半で書類偽装、無資格検査、国交省、一部立ち入り (朝日・1面)
●GM、EV本格参入、燃料電池車も、20車種以上発売へ (朝日・11面)
●自動運転の実験スタート、お台場や東名 21団体参加 (朝日・11面)
●東京モーターショーにPHV、ポルシェ電動化アピール (産経・10面)
●東証2万614円、2年2か月ぶり高値 (産経・11面)
●渋谷交差点車で暴走、容疑の52歳男逮捕 (産経・24面)
●高省エネガラス、共同開発を開始、トヨタと旭硝子 (日経・15面)
●トヨタ系・ヤマト車部品共同配送 (日経・15面)
●先読みビジネス天気、自動車、東南アジア、復調の兆し (日経・15面)
●EV量産20年代前半に、日米欧3社、計画でそろう (日経・15面)
●時速120キロで走行中居眠り、京急、運転士を処分へ (日経・43面)
●トヨタ、小型EV体験拠点、名古屋に大学利用促す(日経・13面)
ひとくちコメント
日産自動車が出荷前の完成検査を無資格の従業員が行っていた問題で、一時停止していた納車手続きを再開したという。
きょうの各紙も「日産納車手続き再開」(読売)、「日産、新車を再点検、納車遅れ解消目指す」(毎日)、「日産、新車販売を再開」(産経)などと、取り上げている。
再点検を開始したのは納車を一時停止していた新車在庫の約3万4000台。ただ、毎日は「納車遅れの一日も早い解消を目指すが、週内には直近3年間に国内で販売した約121万台のリコール(回収・無償修理)も届け出る予定。原因調査も途上で、信頼回復への道のりは長い」と伝えている。
読売も「今後は無資格検査がいつから誰の指示で始まったのか、原因の究明が焦点となる」と指摘する。
こうした中、きょうの朝日は1面準トップで「日産工場、大半が書類偽装、国交省、一部立ち入り」と大きく報じている。記事によると、「結果を記す書類には実際に検査に関わっていない有資格者の名前が示され、押印もあったことがわかった」という。しかも「こうした偽装はほぼ全ての工場で行われていた」そうだ。
事実とすれば、不正への組織的な関与も否定できない。新たな書類偽装疑惑の浮上で、経営責任を含め、品質管理に対する意識が厳しく問われることになる。
もっとも、監督官庁の国土交通省も問題が発覚してから「厳正に対処する」というのであれば、野放し状態だったともいえる。現行の「完成車検査」の制度そのものにも、不正を見抜くチェック機能がマヒしていなかったかどうかなどの見直も必要だろう。
Read Again https://response.jp/article/2017/10/04/300621.html
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