2017年10月25日水曜日

日産、無資格検査で追加リコール=30車種、3万8000台

 日産自動車は25日、無資格の従業員が新車の完成検査を行っていた問題で、乗用車など30車種、計3万8650台を追加してリコール(回収・無償修理)すると国土交通省に届け出た。日産が「改善策を講じた」と発表した後も無資格検査を続けていたためで、この間に完成検査を行った車は未登録も含め全てを対象とした。一連の問題でのリコールは約120万台となった。
 無資格検査は国交省の抜き打ち検査で9月に発覚した。日産は有資格者が完成検査を行う体制に改めたと発表。今月6日、不具合が見過ごされていないかを確かめるため、発覚前に登録された後一度も車検を受けていない全ての車約116万台をリコールした。
 しかし、無資格検査はその後も一部工場で続いていたことが18日に発覚。再発防止策を取ったとしていた9月20日~10月18日に、国内向けの全6工場で完成検査を行った車全てを新たにリコールすることにした。対象は乗用車やトラック、救急車、バスで、日産車が「ノート」「セレナ」など23車種、他社への供給分が7車種。国の指定工場で点検し、不具合が見つかれば改める。(2017/10/25-15:56) 関連ニュース

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