2017年10月24日火曜日

日産に立ち入り検査へ、出荷再開前に態勢確認=国交相

 [東京 24日 ロイター] - 石井啓一国土交通相は24日の閣議後会見で、日産自動車<7201.T>で無資格の従業員が出荷前に安全性などを確認する完成検査に従事していた問題で、検査態勢を確認するため、出荷を再開する前に立ち入り検査を実施することを明らかにした。

 石井国交相は、同社の完成検査で「不適切な取り扱いが度重なっている。生産再開にあたっては完成検査を確実に実施できる態勢が確保されたかどうかを立ち入り検査で確認する必要がある」と述べた。日産は10月末をめどに不正が常態化した原因や背景などの調査結果を国交省に報告する予定になっており、「報告の詳細を把握、検討した上で厳正に対処したい」と語った。

 日産は問題発覚後も無資格者による検査が続いていたことを受けて、問題の起きた国内6つの車両組み立て工場で生産している国内向け車両全ての出荷を停止。同社の西川廣人社長は19日の会見で、第三者や国交省の監査を受けた後に出荷を再開する意向を示していた。

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