衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイ(千葉市)が今月から、購入者が配送料を決める仕組み「送料自由」を始めたところ、23日までに商品を買った人のうち、全体の43%が配送料無料を選んだ。平均は96円だった。同社が24日、利用状況を公開した。
ゾゾタウンの商品はヤマト運輸が配送している。宅配ドライバーの長時間労働問題を背景に、スタートトゥデイは「(荷物を)運ぶ人と受け取る人との間に気持ちの交換が生まれれば」(前沢友作社長)として、商品の配送料を購入者が自ら決める仕組みを1日から試験的に始めた。
商品を買う際にゼロ~3千円の範囲で配送料を画面に入力する。何も入力しないと400円かかる。これまでは購入代金が4999円以上だと送料が無料で、それ未満は399円かかっていた。
同社は「利用傾向の分析は現時点では差し控える」(広報)としている。
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