2017年10月1日日曜日

豊洲市場の使い勝手、青果業者が確認

市場関係者が建物内の動線などを確認した(東京都江東区)
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市場関係者が建物内の動線などを確認した(東京都江東区)

 築地市場で青果を扱う業者団体は1日、来年夏~秋に移転を予定する東京都の豊洲市場で、建物内の動線の確認などの習熟訓練を実施した。200社超の仲卸業者らが参加。同日未明から朝にかけて、自宅や会社から市場までの道順や、市場の使い勝手を確かめた。

 豊洲市場を巡っては、現在の築地市場よりも都心部からやや離れた場所にあることなどから、業者の使い勝手が懸念されている。同日の訓練では、業者の取引先の飲食店などを対象に、実際の建物を見てもらうことで風評被害の払拭につなげる見学会も兼ねた。

 小池百合子知事は業者団体と調整し、近く豊洲移転の具体的な時期を決める方針だ。ただ、10月22日投開票の衆院選に向けて政治情勢が流動的になっている。訓練を主催した築地市場青果連合事業協会の泉未紀夫会長は「開場日程が中ぶらりんのままだと、あらゆる準備が間に合わない」と話した。

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