【シリコンバレー=佐藤浩実】米グーグルは4日、クリスマス商戦向けにハードウエアの新製品を発表した。新型スマートフォン(スマホ)の「ピクセル2」ではカメラ機能を強化。このスマホと一緒に使うと、自動翻訳機として使えるイヤホンも売り出す。スマートスピーカーやパソコンも含め、あらゆる機器で人工知能(AI)「グーグルアシスタント」を使えるようにした。同日、米国で注文予約を始めた。
ピクセル2は5型と6型の画面サイズを用意した。前モデルより内蔵カメラの性能を高め、利用者は無制限で画像を記録できる。価格は649ドル(約7万3千円)からで日本での発売は未定。
注目されそうなのがワイヤレスイヤホン「ピクセルバズ」だ。ピクセル2とつなぐと翻訳機として使える。右耳に触れ「ヘルプミー、スピークイタリアン」と話してから英語をしゃべると、スマホのスピーカーからイタリア語が流れる。相手がイタリア語で返事をすると、イヤホンを通じて英語が聞こえる。
日本語を含む40カ国以上の言語に対応し、価格は159ドル。翻訳以外にも、グーグルアシスタントに道順や予定などを尋ねることができる。
スマートスピーカーでは音質を重視した399ドルの「グーグルホーム マックス」と、49ドルに価格を抑えた「ミニ」の2種類を追加。米アップルや米アマゾン・ドット・コムの競合機種に対抗する。新型のノートパソコンや、スマホを装着して使うVRヘッドセットの新機種も発表した。
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2191218005102017EAF000/
0 件のコメント:
コメントを投稿