帰宅ラッシュに影響 ＪＲ東で入場規制も

雪の影響で交通が乱れ、駅への入場が制限されて行列する人たち＝東京都渋谷区で２０１８年１月２２日午後７時８分、宮武祐希撮影

　大雪の影響で２２日、鉄道のダイヤが大幅に乱れるなど帰宅ラッシュに影響が出た。

　ＪＲ東日本などによると、２２日夕方から中央線快速や山手線、京浜東北線などで運行本数を減らし、私鉄などへの振り替え輸送を行った。この影響で新宿駅（東京都新宿区）や渋谷駅（渋谷区）、品川駅（港区）、横浜駅（横浜市）などのターミナル駅で相次いで入場規制が実施された。私鉄は午後６時現在、東急田園都市線の下りで約１時間２０分、小田急江ノ島線の下りで約１時間の遅れが出た。

　東北新幹線は２２日夕、那須塩原－新白河駅を走行中の新幹線でパンタグラフが降下するなど２件のトラブルがあり、一時運転を見合わせた。最大約３０分の遅れが生じ、１万人以上に影響した。東海道新幹線も午後２時５０分から速度を落として運行し、最大約２０分の遅れが出た。

　中日本高速道路などによると、午後６時現在、東名高速道路東京インターチェンジ（ＩＣ）－沼津ＩＣ、首都圏中央連絡自動車道（圏央道）茅ケ崎ジャンクション－あきる野ＩＣの上下線などが通行止めになった。首都高も雪の影響で一部区間が通行止めとなった。都心と東京・お台場をつなぐ「レインボーブリッジ」も午後６時４０分から上下線で通行止めになった。

　空の便も羽田空港と仙台空港に発着する便を中心に欠航が相次いだ。午後７時現在、日本航空で１２２便、全日空で７４便の欠航が決まり、乗客計約２万３０００人に影響が出た。【島田信幸、奥山はるな】

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