【ニューヨーク=平野麻理子】米老舗ギターメーカーのギブソン・ブランズは1日、日本の民事再生法に相当する連邦破産法11条の適用をデラウェア州の裁判所に提出した。米メディアによると、度重なる音響機器メーカーの買収などで債務が膨張していた。負債額は最大で5億ドル(約545億円)程度。債権者の69%以上が再建を支援する意向だという。
ギブソンは1894年創業。レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジさんら大物アーティストが同社のギターを愛用していることで有名だ。
近年は中国製ギターとの競争が激化。積極的なM&A(合併・買収)を繰り返し、アンプやスピーカーといった一般消費者に近い音響機器部門に事業の軸足を移してきたが、販売は伸び悩み、経営が悪化した。13年には日本の音響機器メーカー、ティアックを子会社化。ギブソンはオンキヨーと資本・業務提携を結んでいたが、業績悪化で保有株式を売却していた。
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