2018年5月7日月曜日

イノシシよけスプレー原因か…南禅寺の異臭騒ぎ

 臨済宗南禅寺派の大本山・南禅寺(京都市左京区)で2日、観光客らが喉の痛みや気分不良を訴えた異臭騒ぎで、直前に京都市の委託業者の男性作業員2人が、現場近くでイノシシよけのため、カプサイシン(唐辛子の辛み成分)入りのスプレーをまいていたことがわかった。

 京都府警川端署はスプレーが原因とみて、作業員らから事情を聞いている。

 騒ぎは2日午前11時30分頃に発生。敷地内の方丈庭園(国指定名勝)東側の建物付近にいた男女24人が喉の痛みやめまいなどを訴え、うち女性4人(20~74歳)が病院に搬送された。

 市などによると、作業員らは2日午前11時20分頃、建物の東約50メートルの山でスプレーをまいたという。直後に次の現場に向かったため騒ぎに気付かなかったが、翌3日に市職員とともに同署を訪れ、説明した。

 同寺周辺では昨年12月にイノシシ5頭が出没し、学校の敷地内に侵入するなど目撃が相次いでおり、市が対策を進めていた。

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