
日本航空は14日、新たに国際線の格安航空会社(LCC)を設立すると発表した。2020年をめどにアジアや欧米など中長距離路線を運航する。LCCの中距離路線をめぐっては、ライバルのANAホールディングス(HD)も傘下のピーチ・アビエーションとバニラ・エアを19年度末をめどに統合して進出する方針で、両陣営の競争が激しくなりそうだ。
日航の赤坂祐二社長は14日の記者会見で「国内と国際線の短距離路線を運航しているジェットスター・ジャパンに加え、中長距離の国際線LCCを展開することで、新たな需要を創出したい」と述べた。新たに設立するLCC子会社の名称や路線は今後検討する。
日航はこれまで豪カンタスグループとLCCのジェットスター・ジャパンに33・3%ずつ出資。国際線は成田、関西国際、中部空港と香港、台湾などを結んでいるが、日航から独立した事業運営だった。ピーチ、バニラはじめ、日本に乗り入れる海外のLCCも韓国、中国など近距離がこれまでの中心で、日本と欧米を結ぶ路線の本格参入は日航が初めてとなる。
LCCが低価格を実現できたのは、飛行時間が短い近距離で同一機種を効率よく回してきたからだ。民間シンクタンク「航空経営研究所」の赤井奉久所長は「低価格の競争は近距離から中距離に広がっている。このままでは海外勢に奪われることになる客層を日航やANAHDが別ブランドのLCCで獲得する効果はあるが、利益を出すのは近距離以上に難しいのではないか」と話している。【川口雅浩】
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