「第45回東京モーターショー2017」が10月27日に開幕する(25、26日はプレスデイ)。英・仏政府が2040年からガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出すなど、環境規制に拍車が掛かる中、電気自動車(EV)のコンセプトモデルを各社が提案。前回(15年)に引き続き、人工知能(AI)がドライバーの安全運転をサポートするクルマや、ネット接続する「コネクテッドカー」の出展も加速している。国内大手メーカーの出展内容をチェックしてみよう。
●トヨタ、「つながるクルマ」追求の新型「クラウン」公開
トヨタ自動車は、最上位車種「クラウン」の新型「CROWN Concept」を披露。1955年の誕生以来、一般に“高級車”として認知されるクラウンだが、コンセプトモデルはコネクテッドカー(つながるクルマ)の要素を追求。車載通信機から取得するデータを活用し、交通渋滞の検知や、車両を遠隔診断し、故障や整備の必要性を予知――などのサービスを提案する。市販モデルは18年夏ごろの発売を予定。
また、AIがドライバーの表情や動作から、感情や覚醒度を推定するEVコンセプトカー「TOYOTA Concept-愛i」も公開。ドライバーとクルマの信頼度をモニタリングし、信頼度が高い上でドライバーがストレス状態に陥っている場合は、自動運転モードに切り替わるという。ドライバーが眠気を感じているときは覚醒状態に、ストレスがあるときはリラックス状態に誘導する機能も備える。
燃料電池自動車(FCV)のコンセプトカー「Fine-Comfort Ride」も初披露する。3分程度の水素充てんで約1000キロの航続距離(JC08モード)を実現するという。
●ホンダもアピール、AI搭載のEVコンセプトカー
本田技研工業(ホンダ)は、EVのコンセプトカー「Honda Sports EV Concept」を出展する。コンパクトなボディーに人工知能(AI)も搭載し、「人とクルマが1つになったような運転感覚を体験できるモデル」として開発。外装は、さまざまなライフスタイルに溶け込むデザインとし、次世代のスポーツカーを目指したという。
量産EVモデルのコンセプトカー「Honda Urban EV Concept」、ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断して安全運転をサポートする「Honda NeuV」(ホンダ ニューヴィー)も。Honda NeuVは、ドライバーの嗜好を学習し、状況に応じた選択肢の提案を行うという。
さらに、ライダーがバランスを保たなくても自立する二輪車「Honda Riding Assist-e」を公開。ヒューマノイドロボット「ASIMO」などの研究で培ったバランス制御技術を応用した“倒れないバイク”だ。17年1月に「CES 2017」(米ラスベガス)の会場を沸かせたモデルを改良し、「e-Drive」という電動モーターを採用、よりコンパクトな外観に仕上げた。
三菱、SUBARU、日産、マツダ……各社の勝負ポイントは
AIを搭載するコンセプトカーは、三菱自動車も勝負をかける。初披露する「e-EVOLUTION CONCEPT」はSUV(スポーツ用多目的車)タイプのEVで、車載AIが道路状況やドライバーの意思を読み取り、運転技量によらず、安全なドライビングをサポートする考えだ。
同じく安全運転支援では、SUBARUがスポーツセダンのコンセプトモデル「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」を披露。同社の運転支援システム「アイサイト」を搭載し、自動運転技術が普及する将来を見据える。
一方、日産自動車が披露するEV「LEAF NISMO Concept」は、10月発売の新型リーフのNISMO仕様(モータスポーツ)。同じくNISMO仕様のミニバン「セレナ」、12月下旬発売の「スカイライン」も展示する。自動運転技術やEVを活用する指針「ニッサンインテリジェントモビリティ」に沿ったコンセプトカーも初披露を予定している。
マツダは、次世代商品群の先駆けとなるコンセプトモデルを投入。ガソリンエンジンとしては世界で初めて「予混合圧縮着火」(HCCI:Homogeneous-Charge Compression Ignition)の実用化にめどをつけた「SKYACTIV-X」と、次世代車両構造技術「SKYACTIV-Vehicle Architecture」を採用するという。
また、ドライバーとクルマの関係を、まるで愛馬と心を通わせるかのように「命あるもの」にするのを目指す「魂動」(こどう)の新デザインも提案する。
トヨタ自動車
本田技研工業
SUBARU
日産自動車
マツダ
Read Again http://news.nicovideo.jp/watch/nw3027828
0 件のコメント:
コメントを投稿