2017年10月18日水曜日

米国株、ダウ続伸し40ドル高 2万3000ドルに迫る ナスダックは反落

【NQNニューヨーク=滝口朋史】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。終値は前日比40ドル48セント(0.2%)高の2万2997ドル44セントと連日で過去最高値を更新し、心理的な節目の2万3000ドルに迫った。市場予想を上回る四半期決算を発表した医療保険のユナイテッドヘルス・グループなどが買われ、指数を押し上げた。利益確定目的の売りも出やすく、上値は重かった。

17日、ニューヨーク証券取引所=ロイター

17日、ニューヨーク証券取引所=ロイター

 機関投資家の多くが運用指標に据えるS&P500種株価指数も小幅に3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。

 ユナイテッドヘルスが17日発表した2017年7~9月期決算は増収増益となり、通期の1株利益見通しも上方修正した。株価は前日比で5%強上げ、1銘柄でダウ平均を73ドルあまり押し上げた。四半期決算が増益で、通期の売上高と1株利益の見通しを上方修正したジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も指数上昇に寄与した。

 ただ、米株全体は高値圏にあるため、利益確定売りも出やすい。金融のゴールドマン・サックスが発表した四半期決算は売上高にあたる純営業収益や1株利益が市場予想を上回ったが、一部事業部門の収益が予想に届かず売りが膨らんだ。決算が大幅な増収増益だった動画配信のネットフリックスも材料出尽くしの売りに押された。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに小反落し、前日比0.348ポイント安の6623.657で終えた。ネットフリックスのほか、マイクロソフトやアルファベット(グーグル)など主力株の一角が下げて指数の重荷となった。

 業種別S&P500指数では全11業種中6種が上昇。「ヘルスケア」「公益事業」「電気通信サービス」の上げが目立った。一方、「金融」「生活必需品」が下げた。

 大型バイクのハーレーダビッドソンが上昇。四半期決算が市場予想ほど悪化せず、10~12月期に出荷がやや持ち直すとの見通しを示したのが好感された。四半期決算が市場予想を上回った作業用資材のWWグレインジャーにも買いが膨らんだ。カリフォルニア州の山火事への警戒感から急落していた同州の電力最大手パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニー(PG&E)にも買いが入った。

 ダウ平均の構成銘柄ではスポーツ用品のナイキや製薬のファイザー、通信のベライゾン・コミュニケーションズが高い。

 一方、ゴールドマンは2%強下落し、ダウ平均を43ドルあまり押し下げた。ゼネラル・エレクトリック(GE)やクレジットカードのビザ、ホームセンターのホーム・デポも下げた。

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