2017年10月19日木曜日

スーパーカブ5年ぶり国内生産再開 熊本製作所で 世界生産は1億台達成 ホンダ

 ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の国内生産拡大で、こうした流れが加速する可能性がある。カブシリーズの世界生産が累計1億台を達成したとして、八郷隆弘社長が出席し現地で記念式典を開いた。

 スーパーカブは平成24年5月まで熊本製作所で生産され、その後中国に移管されていた。為替が円安に推移していることや、中国で人件費高騰が続く現状を踏まえた。国内向けに出荷する製品を生産することで、効率を上げる狙いがある。

 熊本製作所で生産されるのはスーパーカブの新モデルで、国内排ガス規制の強化に対応。排気量50ccの「スーパーカブ50」や110ccの「スーパーカブ110」のほか、新聞配達や宅配向けに積載性を高めたタイプも販売する。

 スーパーカブは創業者の故本田宗一郎が「そば屋の出前持ちが片手で運転できる」くらいに使い勝手の良さを追求し、昭和33年に誕生。カブシリーズは、世界で年間約300万台が販売されている。

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