日産自動車は19日、国内市場向けの全車両の出荷を停止すると発表した。無資格者が完成車を検査していた問題で、日産は国土交通省から9月20日までに問題を指摘されたが、その後も4工場で無資格者による検査が続いていた。既に子会社の車体メーカーで判明していたが、新たに3工場でも見つかった。ずさんな管理体制が相次いで表面化したことで、検査体制を抜本的に見直す。
同日に記者会見した西川広人社長は「再発防止策を信頼していただいた皆様に深くおわび申し上げる」と陳謝した。追浜工場(神奈川県横須賀市)や栃木工場(栃木県上三川町)、グループ会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)で不正があった。検査を社内規定とは違う工程で実施し、無資格者が検査をしていた。
日産は完成検査の工程を適正に直し、有資格者以外は検査ができない体制に改めるという。出荷済みの3万4000台については追加のリコール(回収・無償修理)を検討している。
一連の問題は、国交省が9月18日以降に工場を抜き打ちで調査し、無資格者の検査が発覚したことが発端だ。有資格者の判子を複数用意し、無資格者に貸して書類を偽装する不正も見つかった。
日産は同月29日の記者会見で事態を公表し「是正した」と説明。10月2日にも西川社長が記者会見し「全て有資格者が検査する体制に改めた」などと説明していた。しかし日産車体の湘南工場で10月11日まで無資格者による検査が続いていた。
日産は既に116万台のリコールを国交省に届け出た。国交省は日産に対し、今回明らかになった不正を含めて原因を究明し、再発防止策を10月末までに報告するよう求めている。
Read Again https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22463400Z11C17A0MM8000/
0 件のコメント:
コメントを投稿