2017年10月23日月曜日

トヨタ、未来への原点回帰 22年ぶり新型タクシー 燃費2倍 シニアも快適

 トヨタ自動車は23日、22年ぶりに投入する新型タクシーを公表した。タクシー事業者と協力し、高齢化や訪日客の拡大といった環境変化に必要な機能を多く盛り込んだ。月1000台程度の販売を目指す。2020年の東京五輪までに普及させ「東京の景観を変える」(豊田章男社長)と意気込む。

 新型「ジャパンタクシー」は全国のトヨタ店とトヨペット店を通じて発売した。タクシー専用車は1995年発売の「コンフォート」以来22年ぶり。価格は標準仕様の「和(なごみ)」で327万7800円とした。

 同日午後都内で記者会見したトヨタの豊田章男社長は「モデルチェンジは私自身の念願だった」と話した。全国ハイヤー・タクシー連合会(東京・千代田)の川鍋一朗会長は「20年までに東京のタクシー車両の3分の1に導入し、全国の人や訪日外国人を迎えたい」と述べた。

 東京都内の大手タクシー業者などの要望を取り入れ、環境性能と利便性を向上させた。新開発の液化石油ガス(LPG)ハイブリッドエンジンを採用し、燃費性能を約2倍に引き上げた。自動ブレーキ機能も標準装備にした。

 車体はコンパクトながら、車内空間を大幅に広げた。シニアや障がい者、大柄な外国人観光客などの乗り降りや荷物の出し入れがしやすくなる。大口のスライドドアで車いすでの乗降も可能となった。

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