2017年10月20日金曜日

トヨタ、神鋼製品の安全確認 対象のアルミ板を一部車種に使用

 神戸製鋼所によるアルミ製品などの性能データ改竄(かいざん)問題で、トヨタ自動車は19日、改竄があったアルミ板を採用するトヨタ車について、安全性や耐久性の基準を満たしていることを確認したと発表した。車種や年式などの詳細の特定には至っておらず、引き続き検証する。

 トヨタによると、対象のアルミ板を一部車種のボンネットと荷室のドアに使っていた。神戸製鋼が保有する過去3年間のアルミ板のデータを用い、トヨタが既に出荷した車の耐久性などを計算した結果、安全性の基準に達していない車はなかったという。ただ、トヨタは「対象が多岐にわたるため、全容の判明には至っていない」と説明。神戸製鋼の銅管や鋼線といった製品について確認作業を続ける。

 日産自動車とホンダ、マツダも同日、アルミ板を使用する車の安全性に問題がないことを確認したと明らかにした。SUBARU(スバル)なども安全性の確認を急いでいる。

 一方、JR東海の柘植康英社長は同日の定例会見で、直近5~10年間のアルミを用いた新幹線向け部品を調査した結果、仕様書に満たない不適合品が3種類の部品から確認されたことを明らかにした。これまでに発見されたものと合わせ、不適合部品は計5種類となった。

 JR東海では、部品の強度などをJIS規格に準拠するよう仕様書で求めており、強度や伸びの項目でデータが改竄されていた。判明した強度不足は仕様から最大3%で、柘植社長は「仕様自体が最大応力を大きく上回っていることから安全上の問題はない」と述べた。該当部品は今後1年かけて仕様適合品に交換する。

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