[14日 ロイター] - 米娯楽大手ウォルト・ディズニー(DIS.N)は14日、メディア大手21世紀フォックス(FOXA.O)の映画・テレビ事業などを524億ドルで買収すると発表した。フォックスの抱える純債務(約137億ドル)を含めた買収総額は約661億ドルとなる。
ディズニーが買収するのはフォックスの映画、テレビ番組制作、 娯楽関連ケーブル・ネットワーク、海外テレビ事業。フォックスの抱える映画「アバター」や「Xメン」、TV番組「シンプソンズ」などの人気コンテンツを取得することで動画配信サービス向けコンテンツを拡充し、ネットフリックス(NFLX.O)やアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)などのデジタル勢への対抗を狙う。
買収は株式交換を通じ実施し、フォックスの株主は1株当たりディズニー株0.2745株を受け取る。買収手続き完了後、フォックスの株主はディズニー株の約25%を保有することになる。
株式交換による買収を通じた株式の希薄化を相殺するため、ディズニーは最大200億ドルの自社株買いを実施する見通し。
買収は1年ー1年半後に完了の見通し。
今回の買収によって、ディズニーはフォックスの持つ動画配信サービスHulu(フールー)の株式を獲得し、同社の過半数株式を保有することになる。さらにフォックスの抱えるインドのスターTVネットワークや英放送局スカイ(SKYB.L)の株式も取得する。
ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は、フォックス事業との統合を指揮するため、任期を2021年末まで延長する。
また、フォックスは買収手続きを前に、FOXニュース・チャンネルやスポーツ・チャンネルなどの放送事業を分離する。同事業を新会社として上場させ、今後はニュースやスポーツの生放送に注力する方針だ。
同ニュースを受け、フォックスの株価は2.2%超上昇。ディズニーは小高く推移した。
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