2017年12月16日土曜日

架線切れ、3路線22万人影響

 16日午前10時55分ごろ、JR京浜東北線の鶴見(横浜市鶴見区)-川崎(川崎市川崎区)間で架線が切れるトラブルがあった。並行して走る東海道、横須賀各線も一部区間で一時運転を見合わせ、午後5時40分の全線復旧までに上下線で計92本が運休するなどして約22万人に影響が出た。

 京浜東北線は鶴見-川崎間と新子安-鶴見間で3本が立ち往生し、乗客約2400人が1時間半以上車内に閉じ込められた。乗客の男性2人が体調不良を訴えたため、近くの踏切などから線路外に出して救護。ほかの乗客も午後0時35分~午後2時10分に線路上に降ろされ、最寄り駅などに誘導された。

 JR東日本横浜支社によると、架線が切れたのは鶴見川にかかる橋の上。磯子発南浦和行き快速電車(10両編成)の運転士が異音に気付き緊急停車した。

 切れたのは電車のパンタグラフが接する架線をつるすための「補助ちょう架線」と呼ばれる部分。1カ所が切れて幅約30メートルが下に垂れ下がる状態だった。7月25日の点検と今月4日の目視確認の際には異常はなかったといい、詳しい原因を調べている。

 下り電車に閉じ込められ、線路上を歩いて川崎駅にたどりついた横浜市の男性会社員(70)は「JRのウェブサイトで運転見合わせの理由を知ったが、車掌や駅員らに説明を求めても『言えない』の一点張り。ひどい対応だ」と憤った。

 横浜駅の振り替え手続きの窓口では横須賀線のホームから200人ほどが列を作り、運転再開が遅れるアナウンスが流れると怒号が飛んだ。横浜市の斎藤優生さん(37)は長男(2)らと修善寺に家族旅行に行く途中だったが「新幹線に乗り換えようにも混んでいるからどうしようか」と困り果てた顔で電光掲示板を見つめた。【杉山雄飛、太田圭介、堀和彦】

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