
報道各社のインタビューに応じる、三菱重工業の宮永俊一社長=15日午後、東京都内
三菱重工業の宮永俊一社長は15日、報道各社とのインタビューに応じ、開発中の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)について、一部の受注契約が初めてキャンセルになる公算が大きいとの認識を示した。2014年9月に受注契約を締結した米イースタン航空が事業譲渡されたため、宮永社長は同社からの発注について「恐らくなくなるだろう」と述べた。
MRJは三菱重工の子会社である三菱航空機(愛知県豊山町)が開発。これまでに国内外の航空会社から計427機を受注し、20年の初納入を予定している。米イースタンは40機を発注したが、譲渡先はMRJよりも大きな航空機を求めているとされ、キャンセルは不可避とみられている。
宮永社長は、度重なる納期の延期がキャンセルの理由ではないとし、「(MRJ開発の)計画に影響を与えることはない」と説明。「日本の産業界によって夢のあるものが残るようにしたい」と、MRJの開発に全力を尽くす考えを強調した。
三菱重工は5月、17年度までに事業規模を5兆円にする目標を18年度以降に先送りした。宮永社長は規模拡大に向け、「M&A(合併・買収)でも何でもやる気だ」と語った。(2017/12/15-21:32)
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