東京・府中市役所のごみ減量推進課は苦情の対応に追われていた。2日朝から電話が鳴り続いている。ごみカレンダーが届かないという苦情や問い合わせが市民から相次いでいる。苦情は1万件を超えているという。わざわざ窓口に足を運ぶ人も。ごみ出しの日が書かれた「ごみカレンダー」。3月上旬には今年度版が12万7000世帯に配布されるはずだったが、4月になっても届かない家があるという。マンションの清掃員が見ていたのは…。
マンションの清掃員:「(Q.カレンダーは届いていない?)お見せしましょうか?これで終わっちゃってますね」「(Q.3月のごみカレンダーで終わってしまっている?)はい。間違って(ごみを)出せば大変なことですよね」
ごみの出し方は少々複雑だ。この地区では金曜日1週間ごとにペットボトルと燃えないごみを出す。水曜日は段ボールと雑誌が1週間ごと。新聞を出せるのは月に1回だ。欠かせないカレンダーは、一体、なぜ届いていないのか。府中市はごみカレンダーの配布を業者に委託。業者は当初、「配布した」と話したが、誤った地区に配っていたり1軒に5、6冊届いていたケースもあったという。業者に話を聞くと。
配布を請け負った業者:「社長しか経緯が分かりません。社長は今回の件の対応で、終日、出掛けています」
配られなかったごみカレンダーの行方は謎のままだ。 </span>
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