2017年12月10日日曜日

リニア不正入札、「名城非常口」巡る容疑 大林組を捜索

 JR東海が進めるリニア中央新幹線の建設をめぐり、名古屋市の非常口新設工事の入札で不正があった疑いがあるとして、東京地検特捜部は8日夜、偽計業務妨害の疑いで、ゼネコン大手の大林組本社(東京)などを家宅捜索した。リニア中央新幹線は総事業費9兆円の巨大プロジェクトで、特捜部は関係者から任意で事情を聴くなどして全容解明を進める。

 特捜部は8日午後から9日未明まで大林組本社などを捜索し、関連資料を押収した。

 リニアは、JR東海が2027年に品川―名古屋間の開業、最速で37年の新大阪延伸を目指している。総事業費9兆円。JR東海への低利融資として、国債発行で集めた財政投融資も使う。

 問題の工事は、16年4月に大林組と戸田建設(東京)、ジェイアール東海建設(名古屋市)の共同事業体(JV)が受注した「名城非常口新設工事」。名古屋城南側の官庁街にあった公園敷地を掘削し、非常時に地上に避難するための階段や換気・消音施設をつくるもの。深さは約90メートル、直径は40メートルで、工期は19年9月末までを予定している。

 JR東海によると、リニア建設…

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