JR西日本は11日、2005年に発生したJR福知山線脱線事故の遺族ら被害者向けに、18年度から5年かけて取り組む「安全考動計画」について説明する会を兵庫県伊丹市で開いた。出席者によると、来島達夫社長は、亀裂が入ったまま新幹線が走行を続けた17年12月の重大トラブルについて謝罪した。
会は非公開で、遺族や負傷者ら約190人が出席した。来島社長らは、乗客が死亡したり大けがを負ったりする事故をゼロにするといった数値目標を掲げた計画内容を説明。安全の最優先を徹底する組織の風土作りに取り組むと強調した。
新幹線については、台車の異常を検知する装置や安全性の高い車両の導入に向けて準備を進めていることも出席者らに伝えたという。
来島社長は終了後の記者会見で「出席者からは、責任をもって計画に取り組むよう指摘を受けた。組織の中で考えて動くことを大切にし、安全と正面から向き合っていきたい」と述べた。
次男を失ったという上田弘志さん(63)は「(計画の)内容は評価できるが、本当に実現してくれるのだろうか」と指摘。「言葉だけでは今までと一緒。覚悟を持って取り組んでほしい」と訴えた。
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