2018年3月6日火曜日

トヨタ「スープラ」16年ぶり復活 レーシングカーコンセプト初披露 (1/4)

 トヨタ自動車は3月6日、往年のスポーツカー「スープラ」を名乗るレーシングカーコンセプト「GR Supra Racing Concept」を世界初公開した。2002年に生産を中止したスポーツカーが16年ぶりに復活した形。市販車の登場にも期待が高まる。

photoまずレーシングカーコンセプトとして復活した「スープラ」

 トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」が手がけるスポーツカーシリーズ「GR」のスタディーモデル。「よりエモーショナルでお客様をワクワクさせるスポーツカー」を目指し、スープラをイメージしながら製作したという。

 FR(フロントエンジン・リヤドライブ)の2ドアクーペ。コンパクトなボディには高剛性なカーボン・コンポジット材などを採用。左右に大きく張り出したフェンダーや大型リアウイング、リアディフューザーなどは優れた空力性能と走行性能を実現するという。

 サスペンションやホイール、タイヤ、ブレーキなどは、レース専用部品を装備。インテリアも、後方確認モニターがついたダッシュボードやレーシングシートに加え、パドルシフト付きステアリングホイール、コラム、ペダル、ロールケージなど、各種レース用装備を組み込んだ。

 スープラはトヨタブランドのフラッグシップスポーツカーとして親しまれてきたが、2002年に生産を中止。1993年発売の4代目が全日本GT選手権(現SUPER GT)のGT500クラスで4回の年間チャンピオンに輝くなど、モータースポーツでも実績を積み重ねた。

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