2018年11月6日火曜日

トヨタ、上方修正 19年3月期 アジアなど販売好調

トヨタ自動車は6日、2019年3月期の連結純利益を上方修正し前期比8%減の2兆3000億円になる見通しと発表した。従来予想(15%減の2兆1200億円)から減益幅が縮小する。米法人減税の影響があった前期比では減益だが利益水準は過去3番目の高さ。対ドルで想定より円安の為替が利益を押し上げ、中国などアジアがけん引して世界販売台数は過去最高となる。

売上高も従来予想を5000億円引き上げ過去最高の29兆5000億円を見込む。世界販売台数は微増の1050万台の計画。輸入車関税の引き下げで高級車「レクサス」などが好調な中国や需要が回復する東南アジアで高い伸びを見込む。

営業利益は従来予想を1000億円引き上げ、横ばいの2兆4000億円を見込む。想定為替レートを1ドル=110円、1ユーロ=130円と5円前後円安に見直した。半面、新興国通貨安は重荷で300億円程度の減益要因だが、差し引きで1250億円の利益押し上げ効果につながる。

鉄鋼など原材料価格の上昇が逆風だが、原価低減を強化し、為替影響を除いても小幅に増益額を積み増す。物価が高騰する南米では値上げを実施。米国で値引き原資となるインセンティブ(販売奨励金)を抑制することも採算改善につながる。

同日発表した18年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比16%増の1兆2423億円で過去2番目の水準。前年同期より円高だったが吸収した。「原材料上昇の影響がなければ、さらに1000億円利益が上積みされる水準」(小林耕士副社長)という。好決算を受け、トヨタの株価は一時前日比4%上昇(終値は2%高)した。

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