「ハイブリッド車(HEV)などの米国向け電動車両の基幹部品は、現地で生産する計画だ」──。トヨタ自動車副社長の小林耕士氏は、同社が2018年11月6日に開いた2018年度上期(2018年4~9月期)の連結決算会見で、米国とメキシコ、カナダの3カ国で新たに合意した貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」への対応についてこのように述べた(図1)。
現行の北米自由貿易協定(NAFTA)では、北米で生産する完成車の部品の域内調達率を62.5%以上(金額ベース、以下同じ)にすれば、3カ国間での輸出入の関税がゼロになる。
新協定では関税がゼロになる条件として、(1)部品の域内調達率を今後3年間で、段階的に75%に引き上げる、(2)部品の40%以上を、時給16ドル(1ドル=112円換算で約1800円)以上の賃金の従業員が生産する、(3)自動車に使用する鉄鋼、アルミニウム(Al)合金の70%は、域内で生産したものを使うこと──などが挙がっている(関連記事)。
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