日立製作所グループの中核企業である日立化成は2日、ディスプレー材料や自動車部品などで新たな検査不正があったと発表した。国内の全7事業所で不正をしていた。対象製品は既に公表していた半導体部品や鉛電池を含め30品目に及び、納入した顧客は約2400社に拡大する。
経団連の中西宏明会長は日立製作所の会長で、企業統治力が問われる。KYBの免震・制振装置や淀川製鋼所の設備部品でも検査不正が見つかる中で、日本の製造業の信頼回復も求められる。
日立化成の丸山寿社長は東京都内で記者会見し「関係各方面にご迷惑をお掛けし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。
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