ヤミ金営業の疑い 山口組直系団体会長を逮捕、警視庁

　貸金業登録をせずに知人に現金を貸し付け、違法な高金利で利息を受け取ったとして、警視庁組織犯罪対策４課は７日、暴力団山口組の直系団体「章友会」会長、松岡錠司容疑者（50）＝大阪市阿倍野区丸山通1＝を出資法違反（高金利）と貸金業法違反（無登録営業）の疑いで逮捕した。

　組対４課によると、「一切知らない」と容疑を否認している。

　逮捕容疑は2011年２～９月、貸金業の登録を受けずに東京都内の会社役員の男性（67）に計1530万円を貸し付け、法定の利息より約3820万円多い約4250万円の利息を受け取った疑い。

　組対４課によると、松岡容疑者が管理する口座には08～17年、約300人から利息とみられる入金が約４億６千万円あったという。同課は不法に得た利息を山口組への上納金などに充てた疑いもあるとみて調べる。

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