[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の109円半ば。午前の取引で、まとまった規模のドル買いフローが観測され、ドルは一時109.64円まで底上げされた。その後は109円半ばを中心とした小幅な値動きとなった。市場では、イランの核開発を巡る情勢が懸念されている。
朝方109.00─10円台で推移していたドルは、一時109.64円まで強含んだ。米10年国債利回りが2.99%半ばに上昇し支援材料となったほか、リクルートホールディングス(6098.T)が米社を買収すると発表し、ドル買いの思惑が広がった。
市場ではドルの上値余地がでてきたとの見方もあり「もう一度110円をタッチすると110円台に定着する公算が大きくなる」(国内証券)との意見が出ていた。
ただ、「きょうのドル買いがリクルートの話と関連があるかどうか疑問」(国内銀)との声も聞かれた。
一方で、イラン核合意を巡る地政学リスクは、市場がリスク回避の方向に傾きかねない火種だ。
トランプ米大統領は8日、イランの核開発を制限するため欧米など6カ国とイランが2015年に締結した核合意から離脱し、対イラン経済制裁を再開すると発表した。
中国の中東問題特使である宮小生氏は8日、イラン核合意に関与するすべての国が合意を堅持すべきであり、対話と交渉を通じた問題の解決を図るべきとの見解を示した。
トランプ大統領の発表を受け、アジア時間の取引で原油先物は上昇。
午後3時時点で、米WTI原油先物CLc1は1.53ドル(2.22%)高の1バレル=70.59ドルと、2014年終盤以来の高値に迫る水準となっている。
ユーロは1.18ドル半ばで弱含みとなった。前日は1.1838ドルまで下落。昨年12月以来4カ月超ぶりの安値をつけた。
ユーロの弱さについて、「最近の欧州の指標が弱く、早めの金融政策正常化への期待が後退していること、イタリアでの連立協議難航など、ユーロ売りの口実には事欠かない状況だが、結局は、エマージングからの資金流出で損失を被ったファンドなどが、ユーロでも損切りを強いられているのが現状ではないか」(同)との意見が聞かれる。
ユーロロングの圧縮が一巡すれば、ユーロが底堅い環境に戻る可能性もあるという。
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
午後3時現在 109.49/51 1.1849/53 129.76/80
午前9時現在 109.03/05 1.1865/69 129.37/41
NY午後5時 109.11/14 1.1862/66 129.46/50
為替マーケットチーム
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