[東京 2日 ロイター] - 電通(4324.T)は2日、保有するカカクコム(2371.T)の全株式をKDDI(9433.T)に約793億円で売却すると発表した。売却の目的は、資本効率・資産効率の向上と、国内外M&Aなど資金需要が見込まれるためとしている。
2018年7─9月期の連結決算(国際会計基準)に約515億円を、関連会社株式売却益として計上する。発行済株式総数の16.63%に当たる約3500万株を、1株当たり2264円87銭で、市場外の相対取引で売却する。
電通は、2012年5月にカカクコムと業務提携で基本合意し、株式の一部を取得して持分法適用関連会社としていた。
カカクコムは同日、KDDIと資本業務提携すると発表した。インターネット広告やデジタルマーケティングなどで業務提携するため協議する、としている。
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