2018年8月20日月曜日

英系大手もたばこ値上げへ=フィリップモリスは上げ幅縮小

紙巻きたばこ「ケント」などの銘柄で知られる英系たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ、東京)が10月1日のたばこ税増税に合わせて値上げを財務省に申請したことが20日、分かった。一方、フィリップモリスジャパン(PMJ、同)は値上げ申請をいったん取り下げ、上げ幅を縮小して再申請する方向だ。 BATJは紙巻きを1箱(20本入り)当たり30〜40円値上げする。同省の認可を得て実施する。これにより、大手3社がそろって値上げすることになる。BATJは加熱式の「グロー」専用たばこも同程度引き上げるが、今回は見送り、次回以降申請する。 PMJは紙巻きの値上げ幅を1箱(19本または20本入り)当たり50円としていたが、40円に変更する。主力の「マールボロ」は470円から510円となる。大幅な価格上昇で消費者が離れ、収益が悪化することを懸念したとみられる。加熱式の「アイコス」の専用たばこについては引き上げ幅40円を維持する。 日本たばこ産業(JT)はほぼ全ての銘柄の値上げを申請済み。紙巻きの「メビウス」は40円引き上げて480円に、加熱式の「プルーム・テック」用のカプセルは30円高い490円にする。 【時事通信社】

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